防錆梱包｜取扱商品｜株式会社大村商会

>　気化性防錆剤の働き
>　ラインナップ

弊社の事業所が製鉄所内にある事もあり、最も需要があるのが防錆梱包です。

クラフト紙に特殊な加工を行った防錆紙や防錆フィルムは、梱包後、内部で気化し、鉄の表面に吸着して皮膜の様なものを作ります。
その機能によりお客様の製品の保管時はもちろん、輸送時も錆から守ります。

PEを母体としたフィルムには、防錆剤が練り込まれており、密閉梱包した後、内部で徐々に気化する事で発錆防止となります。
尚、紙粉などを好まない精密機器での使用の場合は、防錆紙よりも防錆フィルムがお薦めです。

加工は、最大幅3,000ｍｍまで、長さ6,000Mまで、弊社にて裁断を行っております。
シート、ロール、どちらでも可能で、少ロットでも対応いたします。

気化性防錆剤とは、発錆を防ぐ化合物、又は合成物が常温で気化し、金属の表面に防錆の膜の様なものを形成し腐食を防ぐものです。
英語では、Volatile Corrosion Inhibitor、通称VCIと呼ばれています。

気化性防錆剤を塗布した防錆紙、または混ぜ込んだ防錆フィルムから気化した防錆剤は金属の表面の発錆を抑制する事ができますが、より効果を発揮する為には、梱包したものを密閉した状態で保管する事が望まれます。

万が一、密閉せずに保管した場合は、防錆の層が空気中に拡散されてしまう為、防錆の効果が薄れ、発錆する事になります。

相対湿度が60％以上で発錆の速度が増大しますが、逆に40％以下の場合は、進行しづらいとされています。
但し、大気中の酸性物質や電解質、粉塵などが金属の表面に付着する事で一段と発錆を早め、又、取扱い時に付いた指紋や残留物も原因になる可能性がある為、注意が必要です。

大村商会は、製鉄所内での梱包のエキスパートとして、防錆梱包についてお客様のニーズに合ったご提案をさせて頂きます。お気軽にご相談ください。

※構成は、代表的なものを掲載しております。ご要望に応じて変更可能ですので、お気軽にご相談ください。

鉄用防錆紙

材質	紙・ポリエチレン・ポリプロピレン
用途
金属梱包用
備考
鉄用・非鉄用がございます。 表面にラミネート加工を施す事も可能です。

強化防錆紙

材質	紙・ポリエチレン・ポリプロピレン
用途
金属梱包用
備考
鉄用・非鉄用がございます。 貼り合わせるクロスは、PEでもPPでもOK。 表面加工など、ご要望の組み合わせで構成可能。

強化防錆フィルム

材質	ポリエチレン・ポリプロピレン
用途
金属梱包用
備考
貼り合わせるクロス、及びラミネート部分は、PE、又はPPからお選び頂けるので、自由に構成をカスタマイズできます。

防錆フィルム

材質	ポリエチレン
用途
鉄用・非鉄用などの腐食防止用
備考
ロールだけでなく、シート状、袋状でも加工可能。 通常のフィルムだけでなく、ストレッチフィルム、シュリンクフィルムも取扱いがございます。

防錆剤

形状	粉末・スプレー
材質	油性・水性
用途
鉄鋼製品の保管に、工業機械部品の物流に、盤内機器の防錆も可能。

防錆油

形状	一斗缶
材質	水溶性・不水溶性
用途
精密部品、金属部品など鋼板などの輸送に適しています。
備考
ワックス状の皮膜で長期の錆止めが可能です。 使用目的や前固定などにより、様々な防錆油を取扱っております。