ホリフトウォーター

ホリフトウォーターFold-up Water Tank

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「水」という最も大切なライフラインを確保する為に・・・

切っ掛けは、平成23年の東北大震災でした。
グループ企業の一つの工場が福島県にあり、震災によって被災してしまったことからこのホリフトウォーターは、誕生しました。

弊社で取り扱っている商品で何か防災に役立てるものが無いか、被災地ではどのような事が困難だったか等、リサーチを行った所、誰もが口をそろえて「水の問題」を報告しました。

生活をする上で飲料水に限らず、衛生面でも「水」が無いと非常に困難になってしまいます。
そこで段積みできるホリフトと言う物流システムに水を入れて運ぶことができるのではないかと言う発想が生まれました。

ホリフトウォーター
商品名 災害時応急給水組立式タンク
ホリフトウォーター
サイズ (組立前)1,137×1,137×230mm
(組立後)1,137×1,137×1,099mm
容量 1,048L
付属品
パレット(2枚)・外袋・内袋(1枚)・バルブホルダー・ニップル・バルブ・カプラー・2連水栓・軸受架台・ハンマー・南京錠

当初は、水を入れたホリフトウォーターを運ぶ事を試みましたが、被災地などでは、地盤が安定した所が少なく、荷下ろしに危険を伴うと判断し、他の方法を模索しました。

当時、被災者の方々は、給水車から直接水をもらうと言うのが主流だったのですが、タンクの水が無くなると給水車は浄水場へ戻って行かないといけなくなるので、被災者の方々は水をもらう為に長蛇の列を作らざるを得ませんでした。

そこで、ホリフトウォーターを給水ポイントとして使用して水を供給し続ければ、給水車は浄水場とホリフトウォーターの間をピストン輸送できる事に気づきました。

普段、蛇口をひねればキレイな水が流れ出るのが当たり前の日本ですが、震災に加え、近年では自然災害により、あちこちで断水が発生していることもあり、全国各地の地方自治体の方々よりお問合せをよく頂きます。

災害が起こらないに越したことはありませんが、もしもの場合に備えて給水タンクを備蓄しておく所が増えているようです。
ホリフトウォーターなら保管に場所を取らず、組み立ても大人2人でおよそ5分です。
ご興味がございましたら、お気軽にお問合せください。

組み立て方

ホリフトウォーター活用事例

弊社では、グループ企業である堀富商工株式会社を中心に、自然災害発生などによる断水が発生した被災地にて、ホリフトウォーターを設置・提供するボランティア活動を行っております。

2024年 能登半島地震

2024石川県能登半島地震災害活動1月1日午後、石川県輪島市の観測点で震度7を計測する地震が発生しました。この地震により、主要な浄水場が被災し、広範囲で排水管が損傷したことにより、能登地域のある石川県では約7.5万戸、近隣の市町村の一時的な被害も加えると全体で約14万戸が断水となりました。

2022年 台風15号

2022静岡県静岡市清水地区災害9月23~24日にかけて、観測史上を塗り替える猛烈な雨が降り、興津川の取水口に流木や土砂が詰まったことが原因で、清水市清水区では、最大約6.3万世帯が断水し、全てが復旧するまでに13日間かかりました。

2021年 熱海市伊豆山土石流災害

2021熱海市伊豆山土石流災害7月3日午前、西日本から東日本にかけて停滞する前線により記録的な大雨となった静岡県熱海市の逢初川で大規模な土石流が発生しました。建物136棟が被害を受け、伊豆山地区では、全世帯の約半数にあたる1100戸が一時、断水しました。

2019年 台風19号

2019福島県いわき市災害10月13日、台風による豪雨災害により、福島県いわき市の河川が増水したことで、浄水場が浸水し、運転停止となりました。最大約4.5万戸が断水し、水道が一部復旧するまで9日間かかりました。

2018年 西日本豪雨

2018広島県三原市災害7月5日~8日にかけて、梅雨前線が西日本に停滞した所に大量の水蒸気が流れ続ける現象が起きた事により、広島県の中部を中心に豪雨が続きました。
このことにより、土砂災害が発生し、水道管の破損などが起こり、26万戸以上で断水が発生しました。

2018年 大阪北部地震

2018大阪府高槻市災害6月18日午前、大阪府北部を震源として発生した震度6弱の地震により、大阪府北部の市町に送水するための送水管が破損し、最大約9.5万戸が断水の被害を受けました。

2016年 熊本地震

2016熊本県大地震災害4月14日、及び4月16日に震度7の地震が発生し、水道管の破裂や損傷により、最大7県34の市町村の44万戸以上で最長約3ヶ月の断水が続きました。

2015年 茨城県常総市災害活動

2015茨城県常総市災害9月7日に発生した台風18号の影響により、関東、及び東北地方では、平年値の2倍を越える降水量を記録する大雨が発生しました。このことにより、鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市は、大規模な洪水災害に見舞われ、約12万世帯で上水道が10日間に渡り、停止しました。